エンゲージメント率とは、Webサイトを訪れたユーザーのうち、「どれくらいの割合がサイトの中身に興味を持ってくれたか」を表す指標です。
Google アナリティクス 4 (GA4) から導入された特に重要な数字で、単に「サイトに来た(セッション)」だけでなく、その訪問が「意味のある訪問だったか(エンゲージメントがあったか)」を判断するために使われます。
そもそも「エンゲージメント」の定義とは?
GA4では、以下の3つの条件のうち、いずれか1つでも満たした場合に「エンゲージメント(意味のあるセッション)」としてカウントされます。
- 10秒以上 継続してサイトに滞在した
- 2ページ以上 閲覧した(画面遷移した)
- コンバージョン(申込みや購入などの目標)に至った
直帰率との違いとSEOへの影響
以前のGoogle アナリティクス(UA)では「直帰率(1ページだけ見てすぐ帰った率)」を重視していましたが、これはネガティブな指標でした。一方、エンゲージメント率は「どれだけユーザーの役に立ったか」というポジティブな評価です。
- エンゲージメント率が高い: 記事がしっかり読まれている、サイト内を回遊している(=ユーザー満足度が高い)。
- エンゲージメント率が低い: ユーザーが求めている情報がない、または見つけにくい可能性がある。
SEO(検索エンジン最適化)の観点からも、Googleは「ユーザーにとって価値あるコンテンツか」を重視するため、この数値を改善することはサイトの評価を高める近道となります。