Google Drive(グーグル ドライブ)
Google ドライブ(Google Drive)は、Googleが提供するクラウドストレージサービスです。Google Workspaceにおいては、企業や組織内のファイルやフォルダを安全に保存、共有、共同作業するための中心的なハブとして機能します。
例えるなら、会社全体の共有ファイルサーバーや個人のパソコンのハードディスクが、すべてインターネット上の安全な場所に引っ越して、どこからでもアクセスできるようになり、しかもみんなで同時に使えるようになったようなものです。
Google ドライブの主な特徴とメリット
- ファイルの保存と管理:
- 文書、画像、動画、音声ファイル、PDFなど、あらゆる種類のファイルをクラウド上に保存できます。
- フォルダを使ってファイルを整理し、必要なファイルを簡単に探し出すことができます。
- 強力な共有機能:
- ファイルやフォルダを特定の個人(社内外問わず)と共有したり、リンクを知っている人なら誰でもアクセスできるように公開設定したりできます。
- アクセス権限を「閲覧者」「閲覧者(コメント可)」「編集者」と細かく設定できるため、情報の機密性を保ちながら共同作業が可能です。
- リアルタイム共同編集の基盤:
- Google ドキュメント、スプレッドシート、スライドといったGoogle Workspaceの主要アプリで作成されたファイルは、Google ドライブに保存され、複数人でのリアルタイム共同編集が可能です。
- 他の形式(Microsoft Officeファイルなど)もアップロードしてGoogle形式に変換したり、そのままプレビュー・編集したりできます。
- 共有ドライブ(旧チームドライブ):
- 組織やプロジェクトごとに作成できる共有スペースです。ファイルは個人の所有ではなく、組織の所有物として扱われるため、担当者の異動や退職後もデータが失われる心配がありません。
- チームメンバー間のスムーズな情報共有と引き継ぎを強力にサポートします。
- どこからでもアクセス可能: インターネット接続があれば、PCのウェブブラウザ、デスクトップ用アプリ(Drive for desktop)、スマートフォン・タブレットアプリ(iOS/Android)から、いつでもどこでも自分のファイルにアクセスし、作業を続けられます。
- 高いセキュリティと自動保存:
- 保存されたファイルはGoogleの堅牢なインフラで保護され、不正アクセスやデータ損失のリスクが低減されます。
- 編集内容は自動保存され、バージョン履歴も管理されるため、誤って上書きしても過去の状態に戻すことが可能です。
Google ドライブは、現代の多様な働き方(リモートワーク、ハイブリッドワークなど)において、チームの生産性を高め、安全かつ効率的なファイル管理と共同作業を実現するための中心的なプラットフォームです。