Polls(投票機能 / ポールズ)
Polls(投票機能)とは、Google Meet(グーグル ミート)などのオンライン会議ツールや、Google Chatのスペース(チャットルーム)において、参加者やメンバーからリアルタイムで意見や回答を収集するための機能です。質問に対して、事前に設定された選択肢の中から回答を選んでもらう形式が一般的です。
例えるなら、会議中に「皆さん、このA案とB案、どちらが良いと思いますか?」と口頭で尋ねる代わりに、画面上で質問と選択肢を提示し、参加者がクリック一つで回答できるようにする「デジタルな挙手・意見表明システム」のようなものです。
Pollsの主な特徴とメリット
- リアルタイムな意見収集: 会議中や議論中に、参加者からその場で直接意見や好みを収集できます。口頭での意見表明が難しい大人数の場でも、全員から手軽にフィードバックを得られます。
- 参加者のエンゲージメント向上: 一方的に話を聞くだけでなく、投票という形で参加を促すことで、会議への集中力や関与度(エンゲージメント)が高まります。
- 迅速な意思決定: 集計結果がリアルタイムで表示されるため、参加者の意見の傾向をすぐに把握でき、その場で次のアクションや決定に繋げることができます。多数決で決める場合などに非常に便利です。
- 公平性の確保: 発言力のある人だけでなく、全ての参加者から平等に意見を収集できます。匿名投票の設定が可能な場合もあり、率直な意見を引き出しやすくなります。
- 結果の保存と分析: 投票結果は会議後も保存され、CSVファイルなどでエクスポートできる場合があります。これにより、後から会議の振り返りや分析に利用できます。
Google WorkspaceにおけるPolls
- Google Meetでの投票機能: Google Meetのビデオ会議中に、主催者(または共同主催者)がリアルタイムで投票を作成し、参加者から回答を募ることができます。会議の議題に関する意見集約、簡単な意思決定、参加者の理解度確認などに利用されます。投票結果は、会議中に参加者に共有したり、会議後に主催者がレポートとして確認したりできます。
- Google Chatでの投票機能: Google Chatのスペース(チャットルーム)内で、メッセージの一部として投票を作成し、メンバーから意見を募ることができます。例えば、ランチの場所決め、プロジェクトの方向性、次の会議の日程調整など、日常的なチーム内の意思決定に活用できます。
Polls機能は、オンラインでのコミュニケーションと共同作業をよりインタラクティブで効率的なものにするための、強力なツールです。特に多様な意見を迅速に集約し、議論を活性化したい場合に大きな効果を発揮します。