22
目次
Google Workspace Marketplace(グーグル ワークスペース マーケットプレイス)
Google Workspace Marketplace(グーグル ワークスペース マーケットプレイス)は、Google Workspaceの各アプリケーション(Gmail, Googleドライブ, Googleドキュメントなど)の機能を拡張したり、別のビジネスツールと連携させたりするためのサードパーティ製アプリやアドオン、統合ソリューションを探して導入できるオンラインストアです。
例えるなら、スマートフォンのアプリストア(App StoreやGoogle Playストア)のGoogle Workspace版のようなものです。Google Workspaceの標準機能だけでは足りない特定の業務ニーズや、より高度な連携を実現したい場合に、ここから適切なツールを見つけて追加することができます。
Google Workspace Marketplaceの主な内容
- アドオン(Add-ons): Googleドキュメント、スプレッドシート、スライド、フォーム、GmailなどのGoogle Workspaceアプリケーション内で直接動作し、機能を拡張するものです。例えば、ドキュメントの校正ツール、スプレッドシートのデータ分析ツール、Gmailのメール管理ツールなどがあります。
- Webアプリ(Web Apps): Google Workspaceアカウントと連携して利用できる独立したWebアプリケーションです。プロジェクト管理ツール、顧客管理システム(CRM)、勤怠管理システム、ヘルプデスクシステムなど、多岐にわたります。Googleアカウントでシングルサインオン(一度ログインすれば複数のサービスが利用できる機能)できるものが多く、利便性が高いです。
- 連携ソリューション(Integrations): Google Workspaceのデータや機能を、既存のエンタープライズシステム(例えば、人事管理システム、会計システムなど)と連携させるためのソリューションです。
Google Workspace Marketplaceのメリット
- 機能拡張と業務効率化: Google Workspaceの標準機能だけではカバーできない専門的なニーズに対応し、特定の業務プロセスの自動化や効率化を促進します。 例えば、請求書発行、電子署名、議事録作成支援など、様々な用途に対応したツールが見つかります。
- システムの統合と一元化: 複数のビジネスツールをGoogle Workspaceと連携させることで、情報のサイロ化を防ぎ、ワークフローをスムーズにします。ユーザーは複数のシステムにログインする手間が省けます。
- 信頼性とセキュリティ: マーケットプレイスに掲載されているアプリは、Googleによるセキュリティ審査を受けています。管理者は、アプリがGoogle Workspaceのデータにアクセスする権限を詳細に確認・管理できるため、比較的安心して導入できます。
- 「最適なツール」の発見: 様々なカテゴリや業種に特化したアプリが豊富に揃っているため、自社の課題やニーズに合った最適なソリューションを見つけることができます。
Google Workspaceの管理者は、Admin ConsoleからGoogle Workspace Marketplaceにアクセスし、組織全体で利用を許可するアプリを管理できます。これにより、セキュリティを維持しつつ、従業員がより生産的に働ける環境を構築することができます。