ノード
ノードは、ITの分野で「ネットワークやシステムを構成する要素の一つ」を指す言葉です。さまざまな文脈で使われますが、共通しているのは「接続点」や「処理を行う最小単位」という意味合いです。
コンピュータネットワークにおけるノード
インターネットや社内ネットワークをイメージしてみてください。パソコン、スマートフォン、サーバー、ルーター、プリンターなど、ネットワークに接続されているすべての機器が「ノード」です。これらのノード同士がデータをやり取りすることで、私たちはウェブサイトを閲覧したり、メールを送ったり、ファイルを共有したりできます。
クラウドコンピューティングにおけるノード
Google Cloudのようなクラウドサービスでは、ノードは仮想マシン(VM)やコンテナ、あるいはデータベースのインスタンスなどを指すことが多いです。例えば、ウェブサイトをホストするために複数の仮想サーバーを使っている場合、それら一つ一つがノードとして機能し、負荷分散や高可用性を実現します。
ブロックチェーンにおけるノード
最近よく耳にするブロックチェーンの世界でも、ノードは重要な役割を果たします。ブロックチェーンネットワークに参加しているコンピュータ(参加者)がノードとなり、取引の検証や記録の保持を行います。これにより、データの透明性や改ざん耐性が保たれています。
なぜノードという言葉が重要なのか?
ノードという概念を理解することで、複雑なシステムがどのように成り立っているか、その全体像を把握しやすくなります。ネットワークの設計、システムの拡張、障害の切り分けなど、ITのさまざまな場面でノードという視点は不可欠です。