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イベントとは、Google アナリティクス 4 (GA4) において、「ユーザーがWebサイトやアプリで行ったあらゆる行動」の記録データのことを指します。
ページを読み込んだ、リンクをクリックした、動画を再生した、画面をスクロールした……これら一つひとつの動きすべてが「イベント」として記録されます。
「すべてがイベント」という大きな変化
以前のバージョン（UA）を知っている方にとって、ここが一番のつまずきポイントです。
- 昔 (UA): 「ページを見た（ページビュー）」と「ボタンを押した（イベント）」は別物として管理されていました。
- 今 (GA4): 「ページを見た」ことも、「ボタンを押した」ことと同じ「イベント」の1つとして扱われます。
つまり、GA4の世界では「データ ＝ イベント」と言い換えても過言ではありません。
イベントの主な種類
GA4のイベントは大きく分けて、自動的に計測されるものと、手動で設定するものがあります。
- 自動収集イベント: 導入するだけで勝手に計測されるもの（例：
page_view、first_visitなど）。 - 拡張計測機能: スイッチをONにするだけで計測できるもの（例：スクロール、外部リンクのクリック、ファイルダウンロード）。
- カスタムイベント: 自分で名前を決めて設定する、独自の計測（例：特定のバナーのクリックなど）。
この「イベント」の仕組みのおかげで、単にページが表示された回数だけでなく、「ユーザーがページ内で具体的に何をしたか」を詳しく分析できるようになったのです。
