AppSheet（アップシート）

AppSheet（アップシート）

AppSheet（アップシート）とは、Googleが提供するノーコード開発プラットフォームです。プログラミングの専門知識がない人でも、GoogleスプレッドシートやExcel、データベースなどの既存データを使って、スマートフォンやタブレット、Webで動くビジネス向けのアプリケーションを簡単に作成できます。

「ノーコード」とは、その名の通り「コードを書かない」という意味で、マウス操作や簡単な設定だけでアプリを作れるのが最大の特徴です。まるでレゴブロックを組み立てるように、必要な機能をドラッグ＆ドロップで配置したり、設定項目を選んだりするだけで、業務に役立つアプリを素早く形にすることができます。

AppSheetがGoogle Workspaceと連携することで、以下のようなメリットや活用例が生まれます。

• データ連携の強み: GoogleスプレッドシートやGoogleドライブ上のファイルなどをデータソースとして直接利用できます。これにより、普段使い慣れているデータからすぐにアプリを作成・運用開始できます。
• 現場の課題を素早く解決: 例えば、紙で行っていた日報作成や在庫管理、顧客情報の収集などをアプリ化することで、手作業によるミスを減らし、業務を効率化できます。営業担当が外出先から報告書を直接入力したり、倉庫スタッフがQRコードを読み取って在庫を管理したりといったことが可能になります。
• 「市民開発」の促進: IT部門に頼ることなく、現場の業務を一番よく知る社員自身が、自分の業務に最適なアプリを開発できるようになります。これにより、IT部門の負担を軽減しつつ、組織全体のDX（デジタルトランスフォーメーション）を加速させることができます。
• Google Workspaceとのシームレスな連携: Gmailでの通知、Googleカレンダーとの連携、Googleドライブへの写真やファイルの自動保存など、Google Workspaceの他のサービスと連携させることで、ワークフロー全体を自動化・効率化できます。

AppSheetは、在庫管理、顧客管理、タスク管理、勤怠管理、設備点検、アンケート収集など、多岐にわたる業務アプリの開発に活用されています。多くのGoogle Workspaceエディションには「AppSheet Core」のライセンスが含まれており、手軽にノーコード開発を始めることができます。

関連リンク

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