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Google Workspace また値上げ?! 2025年仕事始めに衝撃が走る
個人事業主や中小企業にとって、もはやなくてはならない存在になりつつあるGoogle Workspaceですが、2025年1月16日に値上げを発表しました。どのくらいの価格変更になるのでしょう。
値上げは、すべてのGoogle WorkspaceユーザーがGeminiを使用できるようになることによるものです(Business Starterのご契約の方は一部の機能のみGeminiの使用が可能となっております)。すべてのプランの料金が改定となります。それにより、企業や使用者の負担増は避けられない状況です。

値上げはいつから?価格は?
新規ユーザは、2025年1月17日から新しい価格が適用されています。
既存ユーザは、順次料金が新料金適用となるため、2月に更新を迎える企業様は2月から新料金適用となります。3月17日以降更新を迎える企業様は、年払いで支払われている場合、3月~次回の更新時までの差額の請求が発生します。
<年払いの新価格(月額)>
プラン | 旧価格(月額) | 新価格(月額) | 値上げ額 | 値上げ率 |
---|---|---|---|---|
Business Starter | 680円 | 800円 | 120円 | 約17.6% |
Business Standard | 1,360円 | 1,600円 | 240円 | 約17.6% |
Business Plus | 2,040円 | 2,500円 | 460円 | 約22.5% |
<月払い(フレキシブルプラン)新価格(月額)>
プラン | 旧価格(月額) | 新価格(月額) | 値上げ額 | 値上げ率 |
---|---|---|---|---|
Business Starter | 816円 | 950円 | 134円 | 約16.4% |
Business Standard | 1,632円 | 1,900円 | 268円 | 約16.4% |
Business Plus | 2,448円 | 3,000円 | 552円 | 約22.6% |
■追加請求の発生する例(Business Starter年払いご契約の場合)
例えばA社がBusiness Starterの年払いしている場合で契約更新が5月15日の場合、1月17日から値上げが行われていますが、年払いであるため、すでに8,160円は支払っています。しかし3月17日から5月15日までの2ヶ月分は差額の支払いが発生します。3月、4月の2ヶ月分は月額換算で680円が800円に値上げになっているため、差額の120円×2ヶ月分=240円を追加で支払うことになります。
更新日 | 従来料金請求額 | 新料金適用後請求額 | 追加請求額 | |
---|---|---|---|---|
A社 | 5/15 | 8,160円 | 9,840円 | 240円 |
そして次の更新日を迎え次の1年分は新料金9,840円を支払うことになります。(実際のご請求には、消費税が加算されます。)
この非常にわかりにくく、年払いをした人に対しても追加請求をするというGoogleのやり方に批判が殺到しています。せっかく素晴らしいシステムを提供していても、十分な予告なくいきなり値上げを強行したことにより、今後Googleへの批判は避けては通れませんが、一方で良いニュースもあります。
価格改定で何が変わる?
価格改定によって、これまで以上にGoogle Workspaceの利用コストが上がったことになります。
基本的なサービス内容に変更は無く、Gmail、ドライブ、ドキュメント、スプレッドシートなど、これまで通り利用することができます。
では、 値上げによってGoogle Workspaceのサービス内容はどう変わるのでしょうか?
新しいサービス Geminiが全アカウントで利用可能に!
値上げは痛いですが、 Google Workspaceを使い続ける大きなメリット があります。
それは、 Google Workspaceの全アカウントで生成AI Geminiが利用可能 になったことです。※ただし、Business Starterでは一部の機能でのみGeminiの利用が可能となります。
Geminiは、Googleが開発した最新のAIで、 高度な文章作成、データ分析、翻訳など、様々な作業を効率化 してくれる強力なツールです。
これまでGeminiは、有料(1アカウントにつき3,000円/月)での利用でしたが、今回の値上げと同時に全プランで利用可能になりました。長期的な視点で考えた場合、このGeminiが利用可能になったことはかなりのメリットと考えられます。
Gemini でできること
Geminiを使えば、こんなことができます!
- Gmailでメールを作成する際、件名や本文の提案をしてくれます。(全てのプラン)
- ドキュメントで文章を作成する際、より自然で効果的な表現を提案してくれます。(StandardとPlus)
- スプレッドシートでデータ分析をする際、グラフの作成やデータの解釈をサポートしてくれます。(StandardとPlus)
- ミーティング中に議事録を自動作成したり、リアルタイムで翻訳したりすることができます。(StandardとPlus)
このように、Geminiは 業務効率化 や 生産性向上 に大きく貢献してくれるでしょう。
利用状況の再検討
今回のGoogle Workspaceの値上げは、利用者にとって負担増となることは間違いありません。
しかし、 Geminiが全アカウントで利用可能になった ことは、大きなメリットと言えるでしょう。
Geminiを有効活用することで、 業務効率化 や 生産性向上 を実現し、 値上げ分を補って余りある効果 を得られる可能性があります。
ぜひこれからは、Geminiを活用して業務の効率化をしていきましょう。