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Form Responses(フォーム レスポンシズ)
Form Responses(フォーム レスポンシズ)は、Google Workspaceの「Googleフォーム(Google Forms)」で作成されたアンケートや申込フォームなどに、ユーザーが入力・送信した回答データを指します。Googleフォームの回答は、自動的に集計され、見やすい形で管理されます。
例えるなら、紙のアンケート用紙を回収して、そのすべての回答を一つの大きな台帳にまとめて記録していく作業を、Googleが自動で行ってくれるようなものです。
Form Responsesの主な機能と特徴
Googleフォームでは、回答の収集と管理が非常に効率的に行われます。
- リアルタイムな回答収集と自動集計:
- フォームが公開されると、ユーザーが回答を送信するたびに、リアルタイムでそのデータがGoogleフォームの「回答」タブに反映されます。
- 選択式の質問であれば、自動的にグラフが作成され、視覚的に回答の傾向を把握できます。
- スプレッドシート連携:
- 最も強力な機能の一つが、Googleスプレッドシートへの回答の自動連携です。フォームの作成時に「スプレッドシートにリンク」を設定すると、以降のすべての回答が、指定したGoogleスプレッドシートに1行ずつ自動的に追記されていきます。
- スプレッドシートにデータが連携されることで、より高度なデータ分析(並べ替え、フィルタリング、関数を使った計算、ピボットテーブルなど)や、他のGoogle Workspaceアプリ(Googleドキュメント、Googleデータポータルなど)との連携が可能になります。
- 個別の回答表示と管理:
- 全体の集計だけでなく、各回答者がどのように答えたかを個別に確認することも可能です。
- 必要に応じて、個別の回答を印刷したり、削除したりすることもできます。
- 回答の停止:
- フォームの受付期間が終了した場合や、十分な回答数が集まった場合は、「回答を受付中」のスイッチをオフにすることで、それ以降の回答を停止できます。
Form Responsesの活用例
- 社内アンケート: 従業員満足度調査、福利厚生に関する意見募集、研修後のフィードバック収集など。
- イベント参加申込: 勉強会、セミナー、懇親会などの参加者登録と管理。
- 問い合わせフォーム: ウェブサイトからの問い合わせ内容をGoogleスプレッドシートに自動蓄積し、対応状況を管理。
- テストや小テスト: クイズ形式のフォームを作成し、回答を自動採点・集計。
- 日報や業務報告: 従業員が日々の業務内容をフォームで報告し、管理者がスプレッドシートで一元管理。
Form Responsesは、GoogleフォームとGoogleスプレッドシートを組み合わせることで、データの収集から分析までを非常に効率的に行えるため、ビジネスや教育、個人利用まで幅広いシーンで活用されています。